味噌汁の飲みすぎって体に悪いの?一日1杯の味噌汁で美肌も健康もゲット!
味噌汁って美肌や健康にいいって聞いて、たくさん飲んだほうがいいのかな?って思うけど、やっぱり塩分が心配。
「味噌汁の飲みすぎって体に悪いの?」そんな疑問にお答えします。
気になる味噌汁1杯の塩分量ってどのくらい?
味噌汁1杯の塩分量は、味噌の種類にもよりますが、だいたい1g程度に落ち着くようです。
塩分摂取量の目標量は、成人男性で8.0g未満、女性で7.0g未満とされています。
1杯の味噌汁で、男性なら1日の塩分の11%、女性なら14%もとることになってしまうのでしょうか?
味噌汁の塩分は最終的な摂取量が少ないって本当?
最近、共立大学家政学部の上原先生の研究で、同じ塩分濃度でも塩水を飲んだラットと、味噌汁を飲んだラットでは、味噌汁を飲んだラットの方が高血圧になる率が30%も低くなることが判明しました。
これは、同じ塩分量でも味噌の中に入っているカリウムなどの利尿作用により、味噌汁として摂取した塩分が、ただの塩水より尿として排泄されやすいからだと言われています。
また塩分は、心臓の筋肉細胞が硬くなってしまう線維化を促進することがわかっていますが、味噌汁で飲んだ塩分は、この線維化を30%ほど減少させることがわかっています。
他にも、味噌に含まれる成分で、美白効果や乳がんの発生を抑える研究も報告されているんです。
老化防止にも効果がある?
味噌汁を飲む食生活って、自ずとご飯、おかず、副菜、味噌汁ときちんとした日本型食事になることが多いですよね。
これは毎日きちんと食事をとることにより、生活習慣病の予防やダイエットにも効果のあることなんです。
ダイエットには、三食きちんと食べることが大事ですからね。
具を工夫することで減塩に
それでも塩分が気になって…という方には、味噌汁の具を工夫するとより効果的です。
カリウムは塩分とともに細胞の浸透圧を維持するのに必要なミネラルで、塩分による血圧の上昇を抑制したり、筋肉の働きを良くしたりします。
そして、その利尿作用により塩分の摂取量をより少なくします。
味噌汁の具に向いているカリウムの多い食品
- 里芋
- あしたば
- モロヘイヤ
- おかひじき
- わかめ
- あおさ
など、どれもおいしそうな味噌汁になりそうです。
同時に食物繊維も豊富な食品が多いので、ぜひ毎日の味噌汁に使ってくださいね。
でもいくら体にいいと言ってもあまりたくさんの味噌汁を飲むのはお勧めできません。
だいたい1日1杯くらいにするのがいいようです。
1日一杯の味噌汁で美肌も健康もゲットしちゃいましょう。
さらに詳しく、味噌について。
味噌の種類ごとの塩分量。
注目の栄養素イソフラボンが含まれいる。
おなかの中からキレイに。麦味噌のパワー
-
前の記事
愛媛県外の半数以上の人が知らない!”麦みそ”が持つ健康効果2つ 2016.06.22
-
次の記事
味噌本来のおいしさが分かる!無添加みそのすすめ 2016.07.05