ネットで話題!レンコンが花粉症に効く?甘酒とレンコンを一緒にとれるレシピを紹介!
まだまだ寒い2月から、すっかり春になった5月ごろまでに多い花粉症。最近は花粉症患者が増加しており、都内では48.8%が花粉症であるというデータもあるほど。
非常に多くの人を悩ませている花粉症ですが、その症状を『レンコン』が解決してくれると話題になっています。
今回の記事では、レンコンが花粉症に良いとされる理由や、レンコンと甘酒を組み合わせたレシピをご紹介します。
どうして、レンコンが花粉症に良いと話題になっているの?
ネット上には、『レンコンを食べたことで花粉症の症状がでなくなった』という口コミが多く寄せられています。まずは、これらの口コミの根拠について、考えてみましょう。
IgE抗体とタンニンが関係している……?
花粉が体内に入ると、IgE抗体という抗体ができます。私たち人間の免疫系は非常に複雑にできているため、一言では説明できないのですが、IgEの量が多くなれば多くなるほど、花粉症の症状が悪化するのです。
つまり、花粉症を予防するには
- 花粉を体内に入れないようにして、IgE抗体ができないように対策をする。
- IgE抗体を作れないようにする。
この2つの対策が必要です。
そこで活躍すると考えられるのが、レンコンのポリフェノール。
レンコンには、ポリフェノールの『タンニン』が含まれています。
タンニンは、IgE抗体を抑制する働きをもつポリフェノールなので、この『タンニン』が『IgE抗体を抑制』し、花粉症の症状を抑えてくれたと考えられるのです。
対策としては、後者である2.の方法をとれたということですね。
大学教授の実験の結果で、効果がみられた!
埼玉医科大学の和合治久教授は、レンコンを使った花粉症対策の実験を行っています。
『620人を対象に、レンコンの成分をお茶や味噌汁などに入れて摂取したところ、3カ月で8割以上の人に花粉症の症状の改善が見られた』という実験です。
なお、同教授は、レンコンの量について、1日40g程度、一般的な輪切りのサイズで3つ程度食べること、飲み方については、ポタージュスープのようにして飲むことで、レンコンの成分をダイレクトに吸収できる、と推奨しています。
『甘酒』と一緒にレンコンをとれるレシピ
レンコンの成分をダイレクトに摂れるレシピは、ポタージュスープだけではありません。レンコンをすりおろしているという点では、レンコン甘酒も同じです。
材料:
甘酒200g、レンコン40g、しょうが適量
作り方:
(1)レンコンをおろし金ですりおろす。
(2)鍋に甘酒と(1)を入れて(おろし汁までいれる)加熱し、お好みでおろししょうがを加える。
レシピのポイント
手作りの米麹の甘酒を使用した場合は、米麹が水分を吸って、甘酒が固くなることがあります。レンコンのおろし汁で伸び切らない場合は、お湯を加えて固さ調整しても良いです。
米麹の甘酒は濃く完成することもあるため、レンコン甘酒にしない場合でも、お湯を加えて固さを調整することがあります。
しょうがは、お好みで入れてください。生のしょうががない場合は、チューブを使ってもかまいません。
まとめ
レンコンのもつポリフェノールが、花粉症の症状を発生させるIgE抗体を抑える効果をもつことから、レンコンは花粉症の症状に良いと人気になりました。
さらに、今回ご紹介した実験を行った埼玉医科大学の和合治久教授は、レンコンと乳酸菌を含んだ食べ物を一緒に食べると良いとおすすめしています。甘酒も、乳酸菌を持つ食材の1つです。
レンコンは、ふっくらとした丸み・厚みがあるものが品質の良い証拠。新鮮さは皮の色が薄めのクリーム色であることで見分けることができます。レンコン甘酒を作る際には、ぜひ、新鮮なレンコンを使ってくださいね。
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