米麹の効果で便秘解消!米麹の甘酒がいいホントの理由とは?
「甘酒が便秘解消に良い」という情報をよく見かけますが、どうして甘酒が便秘解消に良いといわれているのか知っていますか?
その秘密は、甘酒が持っている『オリゴ糖』と『食物繊維』にあります。
今回の記事では『オリゴ糖』と『食物繊維』の働きについて解説していきます。
甘酒に含まれる2つの成分に注目!
2016年9月に開かれた日本生物工学会において、甘酒に『オリゴ糖』が含まれていることが発表されました。
『オリゴ糖』は、腸内環境の改善に役立つとされている成分です。
また甘酒には『食物繊維』も含まれています。
商品によって含まれる量は異なりますが、食品成分表では水溶性食物繊維が0.1g、不溶性食物繊維が0.3g含まれるとされています。
甘酒が便秘を解消してくれるという理由は、この2つの成分にあるのです。
ポイントはプレバイオティクス
次に『プレバイオティクス』という言葉もポイントになります。
『プレバイオティクス』とは、大腸内に存在している細菌の増殖や活性化を促し、消化吸収の過程でほぼ消化されない成分のことです。
腸内フローラ(腸内の細菌の集まり)には善玉菌、悪玉菌、日和見細菌がいますが、便秘を代表とする腸内トラブルは、悪玉菌の優位な腸でよく起こります。
腸内は、善玉菌が多いと善玉菌が優位に、悪玉菌が多いと悪玉菌が優位になるということがわかっています。
そこで、先ほど出てきた『プレバイオティクス』をとると、腸内には善玉菌が増え、便秘の解消へとつながっていくのです。
善玉菌は、これ以外にも感染症予防、ビタミンやたんぱく質の合成、発がん性物質生成の抑制など、健康につながる様々な働きを持っています。
善玉菌が増えると、私たちの体には良いことがたくさんあるのです。
プレバイオティクスには、食物繊維やオリゴ糖などの物質が該当します。これらはよく、ヨーグルトやお腹の調子を整えてくれると謳っている製品に使われているのを見かけるのではないでしょうか。
似ている言葉『プロバイオティクス』って?
プレバイオティクスについて調べると、必ず出てくるのが『プロバイオティクス』です。
『プロバイオティクス』とは、腸内フローラのバランスを改善することで、私たちに有益な作用をもたらしてくれる、乳酸菌、納豆菌、ビフィズス菌などのことです。
先に出てきたプレバイオティクスは『プロバイオティクス』を増やす作用があります。
『プロバイオティクス』の中には、胃酸や胆汁酸に弱いものもあるため、生きたまま腸に届かないものも。
そこで、腸に届いた善玉菌をパワーアップさせるためにも、食物繊維やオリゴ糖などのプレバイオティクスが重要になってきます。
プレバイオティクスとプロバイオティクスは、別々にとるのではなく、一緒にとるとお互いがその効果をより強く発揮してくれます。
例えば、甘酒(食物繊維やオリゴ糖)とヨーグルト(乳酸菌)の組み合わせでとると、プレバイオティクスとプロバイオティクを同時にとることができるので、より便秘解消につながりやすくなるでしょう。
甘酒のもつオリゴ糖と食物繊維はプレバイオティクス!
甘酒に含まれるオリゴ糖と食物繊維は、腸内で善玉菌や乳酸菌などを活性化する『プレバイオティクス』にあたります。
プレバイオティクスはプロバイオティクスと一緒にとるとより効果を発揮できるため、甘酒×ヨーグルトのような組み合わせがおすすめです。
-
前の記事
テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」にて、米麹甘酒が取り上げられました! 2018.12.27
-
次の記事
きのこのとん汁 2019.01.25